7月7日からの豪雨により被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

本校は4日間の臨時休校となりましたが、施設等に被害はなく、13日から授業を再開することができました。14日からはステップアップウィークが始まり、定時制課程の生徒を中心に、企業見学、インターンシップ、就職・進学対策講座を行います。この機会に、自分の将来に向けて多くのことを学び取ってきてほしいと思います。

さて、少し前になりますが、6月25日に嬉しいニュースが飛び込んできました。通信制課程に在籍する石倉幸太さんがゴルフ少年男子の団体で国体出場を決め、また、通信制課程卒業生の浜崎未来さんが、島根県出身者としては25年ぶりに日本女子プロゴルフ協会のプロテストに合格されました。本校教職員はもちろんですが、地域の方も大変喜んでくださり、「よかったね」「頑張っているね」という言葉をいただいています。どちらもゴルフという明確な目標をもち本校に入学されたと聞いています。今後の活躍を期待し、応援したいと思います。

6月26日の山陰中央新報には浜崎さんのインタビュー記事が載っていました。その中で、3日目スコアを落としてしまった後、最終日にどう立て直したのかという質問に対して、「テストに『通りたい、通りたい』と思っているだけでは駄目だと思い、(最終日は)2アンダーで回るという明確な目標を立てた」と答えておられたのが印象に残りました。現時点での自分の状況を分析して、達成可能な目標に集中するという冷静さ、精神的なタフさが快挙達成の一因かと思いました。

正念場で自分の気持ちをどのようにコントロールし、平常の力を発揮するか。優れた選手はその部分に長けている人が多いのではないかと思います。誰しもここが自分の正念場と感じるときがあります。そのようなとき、少し努力すればできることだけに目を向けることも、焦りや不安を軽減するのに有効かもしれません。

卒業予定生で就職、進学を考えておられる方、7、8月は大事な時期ですね。「○○しないといけない」と大きなゴールを考えるよりも、まず「学校で求人票を見よう」「担任に相談の電話をかけよう」など具体的な行動を目標に歩みを進めましょう。「あせらず、やすまず、あきらめず」です。