学校長の部屋

校長メッセージ(校長室より)

9月4日 卒業生が母校を訪ねてくれました

昨年度通信制課程を卒業した卒業生が、大学の課題の一環で母校を訪問してくれました。現在は大学1年生です。

この卒業生は、宍道高校の定時制課程に入学し、その後、通信制課程に転籍して単位を積み重ね、卒業しました。自分のペースで学びを続けながら、一歩一歩努力を重ねてきた卒業生です。

今回は、大学生活について、そして高校時代の学びや経験について、いろいろな話を聞かせてもらいました。

大きく分けると、次の三つのことです。

一つ目は「大学でどのように過ごしているか」、二つ目は「高校で頑張っておくとよいこと」、三つ目は「高校時代にやっておいてよかったこと」です。

①大学ではどのように過ごしているか

まず、「大学でどのように過ごしているか」について聞きました。

  • 9時から18時まで、すべて講義が入っている曜日が週に2回ある。水曜日だけは半日の時間割になっている。
  • 後期になると、実習なども増えてくる。自分は目指したい職業が決まっているので、その資格を取得するために必要な科目を、1年次から計画的に履修している。
  • この夏休みには、ボランティア活動にも3日間、約19時間参加した。
  • 高校でいう「生徒会」のような組織が大学にもあり、「学友会」と呼ばれている。そこにも所属し、さまざまなイベントの企画や運営に携わっている。
  • 学外では、サークル活動にも参加している。

話を聞いていると、大学での学びだけでなく、ボランティア活動や学友会、サークル活動など、さまざまなことに積極的に取り組んでいることが伝わってきました。

 
②高校で頑張っておくとよいこと

二つ目に、「高校で頑張っておくとよいこと」について聞きました。
卒業生が挙げたのは、

  • 朝起きる習慣を身につけること。
  • 一日を過ごすための体力をつけておくこと。

でした。
高校時代は、自分でスケジュールを決められる自由度のある生活に慣れていたため、大学に入学してから、4月からの新しい生活リズムに慣れるまでは少し大変だったそうです。

大学生活では、自分で時間を管理しながら、毎日を過ごしていく力も必要になるのだと感じました。
 

③高校時代にやっておいてよかったこと

三つ目は、「高校時代にやっておいてよかったこと」です。
卒業生は、次のようなことを挙げてくれました。

  • 高校で入門科目を学んだこと。
    中学校での学びに不安があったものの、入門科目で丁寧に指導してもらったことで、学ぶことの面白さを知ることができたそうです。学ぶことへの不安を取り除くきっかけになったと話してくれました。
  • 予習をしてから授業を受けること。
    通信制課程のスクーリングにも、予習をしてから出席していたそうです。その習慣が身についているため、特に大学の英語の学び方で役立っているとのことでした。
  • 自分の考えを文字で書く習慣を身につけたこと。
    高校時代のレポートなど、自分の考えを文章にまとめる機会がありました。その習慣が、大学での学びにもとても役立っているそうです。
  • 提出物を期限までに出す習慣と、早めに計画を立てること。
    通信制課程で学ぶ中で、こうした習慣がしっかり身についたとのことでした。
  • 90分の授業時間に慣れたこと。
    定時制課程で学んだ経験が、大学での講義を受ける際にも生かされており、90分の講義も比較的楽に受けることができているそうです。
  • 先生たちとしっかり話すこと。
    高校時代にたくさんの教職員に関わってもらったことへの感謝の気持ちも述べてくれました。

こうして聞いてみると、高校時代に何気なく積み重ねていた一つ一つの経験が、大学生活のさまざまな場面で生きていることが分かります。

そして、今、さまざまなことに臆することなく、積極的に挑戦している理由について尋ねてみました。

返ってきた答えは、「人とかかわることは、新しい人と出会えること。縁を結んでおきたいから」というものでした。

卒業生の話を聞き、私自身も元気をもらいました。
そして、高校での学びや人とのかかわりが、その後の人生につながっていくことの大切さを、改めて感じる機会となりました。
母校を訪ねてくれた卒業生から、私たちは元気とともに、大切なものを受け取ったような気がします。
教職員や在校生にも伝えます。

ありがとう。

「校長室より」アーカイブ

グランドデザイン

宍道高校グランドデザイン

 

令和8年度スクールポリシー

1.《本校のミッション》

生徒一人ひとりが、色々な人のなかで、つながったり、見つけたり、学びあったりしながら、『自分らしい生き方をデザイン』していくことを後押しする。

「発見 敬愛 自律」の校訓のもと、多様な学習履歴、学習動機をもつ生徒のニーズに対応したきめ細かな教育活動を通して、生徒一人ひとりが、自分らしい生き方を発見し、さまざまな人と関係を築く力をつけ、社会的自立を果たしていくことを目指します。

《目指す生徒像》

 1)主体的に学ぶ意欲をもち、自分らしさを生かすことができる生徒

 2)社会とのつながりのなかで、自ら考え行動し、協働できる生徒

 3)自然や文化を愛し、自分と多様な他者をともに大切にできる生徒

《入学希望者に求める生徒像》

 1)入学を希望する定時制または通信制課程の特色を理解し、学習に積極的に取り組もうとする意欲と学力を有する生徒

 2)学校行事、部活動、地域社会での諸活動などに意欲的に取り組もうとする生徒

 3)日々の学習や経験から得たことを生かし、自分の将来について真摯に考えようとする生徒

 4)学校や地域社会の一員として必要な規範意識、基本的な生活習慣や態度を身に付けようとする生徒

2.令和8年度重点的な取組 

1)指導と評価の一体化に基づく授業改善の推進

2)分掌業務、学校行事、各種会議等の目的、方法、手段を見直すことで業務の精選と効率化の推進

3.教育課程編成・実施方針 

1)多様な学習ニーズに応え、主体的に学ぶ意欲を育成し、学力の向上を図る。

①育成する資質能力が明確で、生徒が「わかる」「受けて良かった」と感じる授業の実践に向けた授業改善を推進
②教職員研修や遠隔授業配信を参考に、ICTの効果的な活用方法の蓄積と実践
③観点別評価の工夫と検証、改善
④生徒の主体的な学びを支援する図書館資料の収集と提供

2)自己理解、自己決定の機会を工夫し、社会的自立に向けキャリア教育を推進する。

①CCPの取組の継続
②生徒の能力や適性の把握による、興味・関心に応じたキャリア教育の推進
③適切な進路情報の提供と個々の進路実現に向けた支援

3)多様な人と協働する場を支援する。

①地域資源を活用した多様な価値観との出会いの創出と情報発信
②まなびのキセキ☆発表会の生徒参加の工夫
③定時制と通信制の連携強化

4)安全で安心できる環境をつくる。

①様々な立場の教職員による全校体制での生徒の見守り
②生徒に係る情報の適切で有効な共有(生徒支援委員会、通信ミーティング、定時ミーティング、年次会等)
③人権尊重の精神を基盤に、自他を大切にし、自律的に行動できる生徒の育成
④教育環境の質的向上(環境美化推進・環境整備。迅速、丁寧、適切な窓口・電話対応)