さわやかな秋晴れのころとなりました。令和3年度も後半になろうとしています。学園祭の季節です。残念ながらコロナ禍はまだ学校生活に影響を与えていますが、基本的な感染防止策を徹底しながら、できることを工夫していきたいと思います。

さて、宍道高校と地元宍道町とが連携協働するための体制(高校魅力化コンソーシアム)が、10月1日をもって本校も始まります。名前は、「みずうみのかぜ ~宍道☆(キラリ)まなびデザインの会~」です。「宍道町、宍道高校の魅力が共に輝く」というコンソーシアムのイメージを表したい、学校だけでなく、地域の方にも親しみをもって呼んでいただける名前にしたい、学ぶことは何歳になっても続けていくもの、地域の人も高校生と一緒にまなびをデザインし続けたいという思いから生まれた名前です。風のように軽やかに、参加した人が☆のように輝く活動をしていきたいと思います。

7月に準備委員会を開いたところ、まちづくり協議会、公民館、支所、自治会、幼保小中の代表、FTA、同窓会と9名の方が集まってくださいました。地元宍道町の皆さんは宍道高校に対してとても温かい。十年にわたって生徒を見守り、その「やってみたいこと」に手を差し伸べようという気持ちを前面に表してくださいました。地元と連携協働して、これまでもいくつかの取り組みが行われていますが、体制ができることでより連携が進むと期待しています。

最近ではゴミ拾いプロジェクトが再スタートしました。宍道湖周辺のゴミ拾いをしながら、環境や地域の課題を考えようという、昨年度の卒業生が企画実行したプロジェクトを、少し新しい内容も加えながら、在校生が引き継いでくれました。また、7月には「メイシコウカン 宍チャレ」が卒業生の企画で行われ、高校生と地域の人との出会い、交流の場が生まれました。そして、地域とのつながりや生徒の活動を後押しするための情報を発信しようという計画もあると聞いています。これらの活動がこれからどのように進んでいくでしょう。新しく生まれる活動もあるかもしれません。やってみたいという若い情熱がほとばしって、思いもかけない形が色とりどりに広がっていきそうでワクワクします。生徒の皆さんも宍道町の皆さんもやってみたいことがあったら、どうぞ声に出してみてください。それに応えていきたいと思います。